■村正
明治生まれ。ある理由で図書館と契約し人外となり、百年以上生きている。その際に身体が変化し男性器が女性器に変わってしまった。所謂カントボーイ。
ある私立高校の図書館で司書をしているが、表向きその素性は一切不明。

■響河
高校生。成績優秀で校内では比較的目立つ存在だが、それ故に本人は周囲に馴染みきれずどこか孤立感を覚えている。クラスメイトとは普通に接し、友人がいないわけではない。
いつしか図書館に入り浸るようになる。

■図書館
村正に契約を持ち掛けた図書館の主人。
和装の少女の外見をしている。袴はミニ。のじゃロリ。
数千年前に知識の神を降ろされ神としての名と人ならざる不老不死の躰を手にするが、村正と出逢うまで全くの孤独であった。
自らの真名が気に入らない。

■陰陽の気(蛇足)
ヒトならざる世界の者は、通常生まれついて陰陽の気を持っており、気のコントロールで生命維持するため食事などは不要(嗜好品として楽しむ者はいる)。

陽の気=ほぼイコールで生命力に直結する。自ら生み出せるエネルギー。ヒトで言う酸素のように大きすぎると毒になるため、攻撃に転じる際は相手に過剰に送り込んで暴発させたりエネルギー波としてぶつけたりする。未熟な者は気を放出し尽くしてしまいガス欠を起こす。

陰の気=自分以外の生命力すなわち陽の気を吸引・吸収する力。周囲の気を無尽蔵に吸収することもできるため、コントロールにはコツが要る。質の悪い気を吸収しすぎると自らの躰に悪影響となる。攻撃に転じる際は、相手の気を吸収する他、何らかの術を持った道具から気を引き出して利用することもできる(相応の技術が必要。つまり滅〇師)。

自ら陽の気を生成し、過剰生成しないよう陰の気により消滅させる、という代謝。
陰と陽のバランスが完璧に取れている者はほぼ存在せず、そういう者は神に近い力を持っているか神そのものである。勿論図書館はどちらの気も自在にコントロールできる。多くの者はどちらかに得手不得手が偏っている。
稀にあまりにも偏りが大きい者がおり、陽の気が大きすぎる者は短命、陰の気が大きすぎる者は不死に近いが周囲をに災いを齎すとされている。
ヒトの中にもごく稀にそちら側の世界に近しい者がおり、強大な気を持つ者が数百年に一度現れることがある。

■契約
何らかの要素(土地や意識、特定の躰の動きなど)に縛られることと引き換えにヒトならざる者の力や躰を手に入れることができる、神あるいはそれに準ずる者とヒトが交わす契約。
神は自らの真名を、ヒトは縛られる代償をそれぞれ差し出すこととなる。村正の場合は図書館という土地(建物)に縛られ、図書館の管理に従事することが条件となっている。神から気を与えられることでより強く安定した力を手に入れることもできる。
神ではない相手とも、互いの気を交換し続けることで契約に近い効果を得られることができるとされている。


(必要時順次追加)





last update:20180902
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